原発被ばく訴訟:2審も元作業員側が敗訴 因果関係認めず
原発で作業中に被ばくし骨髄がんの一種「多発性骨髄腫」を患ったとして、元作業員が東京電力に約4430万円の賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は28日、訴えを退けた1審判決(08年5月)を支持し、原告の控訴を棄却した。青柳馨裁判長は「被ばくと多発性骨髄腫に因果関係は認められない」と述べ、労災認定した厚生労働省の判断を1審に続き否定した。
http://mainichi.jp/select/science/news/20090429k0000m040061000c.html
訴えたのは大阪市の長尾光明さんで、1審判決前の07年12月に82歳で死亡し、遺族が訴訟を引き継いだ。長尾さんは77~82年に東電福島第1原発などで勤務。98年に多発性骨髄腫と診断され、04年に被ばくが原因として労災認定された。
1審は多発性骨髄腫を患ったことを否定。控訴審判決は多発性骨髄腫の発症は認めたが、「高齢による発症の可能性も否定できない」と判断した。【伊藤一郎】
遺族側弁護団の話 被ばくと病気の因果関係を認めなかった点は不服。上告して最高裁の判断を仰ぎたい。
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