中部電力、浜岡原発すべて停止 休み明けの電力供給に懸念
11日に発生した地震の影響で運転を停止した中部電力の浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)4、5号機の安全確認作業が長引き、再開のめどがたっていないことが15日、分かった。1、2号機はすでに運転を終了、3号機は定期点検中で、同電力ではすべての原発が運転を停止する事態に陥った。夏休みが終わる週明けには各企業の工場が操業を再開、電力の安定供給に懸念が出ている。
http://sankei.jp.msn.com/life/environment/090815/env0908152028000-n1.htm
浜岡原発には5基の発電設備があり、1、2号機は老朽化で今年1月に営業運転を終了、廃炉に向けた準備に入っている。
稼働中の3基のうち、3号機は6月14日から約3カ月間の定期点検中。気体廃棄物処理系装置のトラブルを起こした4、5号機は7月に運転を再開したが、今回の地震で再び運転停止に追い込まれた。
4、5号機の運転再開時期について、同社では「今回のような震度6弱の地震の影響を受けるのは初めてで、現時点で再開時期はまったく見当がつかない」と話している。
3~5号機の発電出力は合計361・7万キロワットと、同社の全発電出力の11・1%を占める。
17日から自動車メーカーなどがいっせいに生産を再開。夏場の冷房需要のピークとも重なり、原発がすべて停止した状態では、予想外の工場稼働率の上昇や猛暑が重なると、電力供給が逼迫(ひっぱく)する事態もあり得るという。
このため、停止している火力発電所の運転に備えるなど、「他社からの電力調達も含め、安定供給のための対策を進める」(広報担当者)と話している。
自動車業界は増産体制に転じているが、昨年に比べると低水準であることもあり、最大電力が昨年並み(8月5日の2821・4万キロワット)に達したとしても、3~5号機が停止した状態で、ピーク需要時の発電能力の余裕を示す予備率は13%程度あるという。
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