日経平均が4日ぶり反発、イベント通過でも一段と薄商い
[東京 7日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は4日ぶり反発。8月米雇用統計はまちまちの内容だったが、前週末の米株が上昇し円高も一服したことで先物に買い戻しが入った。
G20財務相・中央銀行総裁会議ではヘッジファンドなどへの規制強化が具体的に盛り込まれなかったが、今晩の米市場が休場であり海外勢の参加も乏しく薄商いだった。
東証1部騰落数は値上がり862銘柄に対して値下がり644銘柄、変わらずが180銘柄。
8月米雇用統計とG20のイベントは波乱なく通過したが、マーケットのエネルギーは前週末よりもさらに低下し、東証1部売買代金は1兆0475億円と低調だった。G20でヘッジファンドやタックス・ヘイブンなどへの規制強化が具体的に盛り込まれなかったことで、投機マネーの動きに大きな影響はないとみられているが週明けの東京市場での動きは鈍かった。
市場では「中国株に合わせて短期筋の先物買いが入っているが、基本的には様子見商状だ。今晩の米市場がレーバーデーで休場であるため海外勢の動きが鈍い。薄商いで動意不足のなか、幕間つなぎ的に原発関連など材料株の一角が買われている」(準大手証券情報担当者)との声が出ていた。
市場の視点は週末のSQ(特別清算指数)算出や、24─25日のG20首脳会合に移り始めている。
みずほ証券エクイティストラテジストの瀬川剛氏は「G20では、ヘッジファンドやタックス・ヘイブンへの規制強化に関して特に具体的な言及がなかったが、水面下ではいろいろな動きが出ている可能性がある。本番の24─25日のG20首脳会合までに何が表面化するのか注目したい」と述べている。
個別銘柄では、ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)、キヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)などの主力輸出株が米株高と円高一服を好感して上伸した。イベント通過で手詰まり感もただようなか、日本製鋼所(5631.T: 株価, ニュース, レポート)などの原発関連株に買いが集まった。
バーゼルで開かれている国際決済銀行(BIS)総裁会議は6日、将来の金融危機を防ぐことを狙いとした新規制について合意したが、みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)など大手銀行株はまちまちな動きだった。
(ロイター日本語ニュース 伊賀 大記記者)
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