仏の原発、ストなどで3分の1停止 厳冬期に停電の恐れ
【パリ=国末憲人】電力の7割以上を原発に頼るフランスで、職員のストライキの影響などから国内の3分の1近くの原発の稼働が停止する異常事態になっている。このままでは近く深刻な電力不足に陥りそうだ。国外からの電力購入でも足りず、厳冬期に送電停止を余儀なくされる恐れも出ている。
http://www.asahi.com/international/update/1104/TKY200911040121.html
AFP通信によると、今春、仏電力公社(EDF)で職員のストが長引き、原子炉の保守点検や燃料交換に数カ月の遅れが出た。その結果、仏国内の原発の原子炉58基のうち、2日現在で18基が稼働を全面停止。通常は、保守点検などで停止する原子炉は4~5基程度だという。
仏送電システム事業者RTEによると、今冬の仏の電力供給は前年に比べ著しく低下する見通し。例年並みの寒さだと11月半ば~1月末、4千メガワットの電力を輸入する必要が生じる。寒さが厳しいと輸入でも追いつかず、異例の部分的な送電停止に踏み切らざるを得ないという。
仏サルコジ政権は「原発大国」の実績を背景に原子炉や原子力技術の国外売り込みに躍起だが、思わぬところで足元をすくわれる形となった。
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