原発立地の課題、若者目線で探る 福井大が美浜でセミナー
原発立地地域とさまざまな面で共生する人材を育成する福井大のセミナーが19、20の両日、福井県美浜町丹生で行われた。工学や医療を学ぶ学生12人が参加。地元住民ら“当事者”の講演や対話を通し、新鮮な目で立地の現状や課題を探った。
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=9352
文部科学省などの補助事業「原子力人材育成プログラム」に基づいて実施。3年前から取り組んでいるが、原発立地に滞在して幅広い関係者と交流するのは初めて。
今回は、共生や地域発展といった側面からの「原子力の社会化」がテーマ。初日は同町周辺の住民や漁業者、教師、医師、電力事業者から聞き取り。地元としての思いや電力会社とのかかわり、教育活動などについて率直な疑問を投げ掛けた。2日目は、前日の講義を基に、学んだことや社会化に必要なことをグループごとに発表、討論した。学生たちは「原発は住民にとってあって当たり前で、特別なものではない」「負のイメージが強く背景も複雑。地球温暖化の中で社会的に重要視されているが、住民はそれをあまり感じていない」などと判断。▽電気漁船やイルミネーションスポットとして電気を前面に出し、特殊性を地域資源としてもっと発信すべき▽反対派と交流し、刺激を得ることで前向きに現状を認識することが必要―などと提案した。
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