高浜原発のMOX燃料輸送容認 県と町、「検査申請は適切」
高浜原発3、4号機のプルサーマル計画で使用するプルトニウム・ウラン混合酸化物燃料(MOX燃料)について、福井県と高浜町は24日、関西電力が国に行った輸入燃料体検査の補正申請の内容を適切とする独自の確認結果を関電に伝えた。地元として製造先の仏から高浜原発への海上輸送を容認した形だ。関電は今後輸送時期の具体的な検討に入る。
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関電は、来年10月中旬から予定している高浜3号機の定期検査でMOX燃料の装荷を目指すとみられ、現在は仏メロックス工場で完成した12体の仏国内での陸上輸送を行っている。高浜原発へ海上輸送する時期について関電原子力事業本部の後藤健・原子燃料部長は、報道陣に対し「来年とは言えるが、まだ決まっていない」と述べた。
今後は国土交通省に対して、MOX燃料や輸送容器、輸送方法などの安全確認申請などの手続きを進める。今年先行してプルサーマルを実施した九州電力の場合、中部、四国両電力と共同で3~5月にMOX燃料を輸送した。
県庁ではこの日、品谷義雄安全環境部長が同事業本部の豊松秀己本部長代理と面談した。品谷部長は、同本部の立ち入り調査などを行った結果、製造期間中の試験・検査と品質保証活動がすべて計画通り行われたことを確認したと説明。「国の審査結果や県原子力安全専門委員会の審議を総合的に勘案し、補正申請の内容は適切と考える」と伝えた。
これに対し、豊松本部長代理は「今後海上輸送に移りたい。輸送中の安全確保や国の検査、県民への広報に万全を期す」と述べた。陸上輸送で輸送容器から木くずとみられる異物が見つかった問題についても、原因と再発防止対策がまとまり次第公表する方針をあらためて示した。
高浜町では、日村健二副町長が同事業本部の高杉政博副事業本部長に、県と同様の確認結果を伝え、MOX燃料の製造結果などについて、国とともに町民への広報に取り組むよう求めた。
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