韓国:原発市場に本格参入 経済成長「動力」の一つに
【ソウル西脇真一】韓国が国際原子力発電市場に本格参入を始めた。李明博(イ・ミョンバク)大統領のトップセールスで27日にアラブ首長国連邦(UAE)の原発建設を韓国企業連合が受注。総額400億ドル(約3兆7000億円)の大型事業で、これを突破口にトルコなどでの契約も狙う。地球温暖化を背景とする「原子力ルネサンス」と呼ばれる再評価の中で、韓国政府は原発輸出を経済成長の「動力」の一つにしたい考えだ。
http://mainichi.jp/select/world/news/20091230k0000m030040000c.html
産油国のUAEはエネルギー多様化の観点から原発導入を決定。韓国企業連合は140万キロワット級の原子炉4基を建設する。2017年の1号機完工を目指す。建設の受注額は200億ドルで、その後の運転などへの参画で200億ドルを見込む。
日米企業連合や仏企業連合も参加していたが、価格などで韓国に軍配が上がった。李大統領は現代建設社長時代、国内の原発建設に関与したほか、技術移転をめぐり米国の原発企業とやりあった経験もある。
青瓦台(大統領府)によると、一時形勢が非常に悪化し李大統領がUAEアブダビの皇太子を6回電話で説得。最後は現地に乗り込んだ。
今後、原発の新規導入を検討、予定している国はアジアやアフリカを中心に20カ国以上。韓国政府は30年までに1兆ドル市場に成長すると予想し、今後も積極攻勢に出る方針だ。韓国メディアは、政府が既にトルコやヨルダンへの輸出交渉を進めていると報じている。
ただ、原発の基幹技術の一部は海外企業から供与を受けており「アキレスけん」との指摘も出ている。このため、李大統領は29日の閣議で基幹技術の開発を促す指示を出した。
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