敦賀原発1号機、運転から40年 迎える「高齢化時代」
日本原子力発電の敦賀原子力発電所1号機(福井県敦賀市)は14日、国内の原発で初めて運転開始から40年を超えた。原発は当初30~40年の運転を想定されていたが、新設や増設が難しいことから、国は1996年、安全性の確認を条件に「60年運転可能」とした。国内の原発54基のうち今後10年でさらに17基が40年を超える予定で、「原発高齢化時代」を迎えつつある。
http://www.asahi.com/science/update/0313/OSK201003130168.html
敦賀原発1号機は2010年末で運転を止め廃炉とする計画だった。ところが、隣接地に建てる3、4号機の着工が遅れているため、国が1号機の10年間の延長を認め、日本原電は3号機が動き出す2016年まで運転を延長すると方針転換。福井県は、国からさらなる安全規制の強化や地域振興への協力を取り付けて延長を了承した。
原発は高温高圧の蒸気が流れる配管や機器にひびが入ったり薄くなったりする。定期的に点検し、必要があれば交換しているが、すべてを点検して交換するのは難しい。心臓部の原子炉圧力容器と格納容器は交換の前例がない。そのため、国は運転30年を超えた原発に対し、10年ごとに保守管理方針を提出させて審査する。
関西電力は、今年11月に40年を迎える美浜原発1号機(福井県美浜町)の10年間延長を表明した。原発の「延命」は世界的な流れになっており、国際原子力機関(IAEA)によると、40年を超えている世界の原発は米国、英国、インド各2基、スイス1基の計7基。「最高齢」は英国・オールドベリー原発の43年目という。(岡野翔)
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